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“が”採用が生む効果

2024年11月1日(金)

内祥です。
今回は僕が担当している堺に本社を構えるD社のエピソード。

D社は今年度から採用をお手伝いしている会社で、
昨年の10月のテレアポ(※2023/10/6のブログ)で、
僕がO社長とコンタクトを取り、訪問させていただく事に!

D社は約5年前から逆求人サイト(学生の掲載している自己PRを元に
オファーを送るサイト)を中心に新卒採用を実施。
約5年をかけて、ようやく2022年に1名の採用に成功!!


しかし・・・

学生側は
D社いい。
ではなく、D社いいわ。

D社側は
この学生いい。
ではなく、この学生いいわ。


お互いに「が」採用ではなく、「で」採用になり、妥協した採用に。
そんな気持ちで入社した(採用した)社員が続くわけもなく、
1年もせずに辞めてしまう。。。


費用をかけても、めっちゃ手間はかかるし、
手間をかけても採れるとは限らない。
採れても、定着しない。戦力化する前に辞めてしまう。。

「が」採用で、ロイヤリティの高い学生を採用したい!
そんなO社長の考えの元、アイプラスが採用をお手伝いする事に。

O社長に1人でも多くの学生に会って欲しい!!
媒体はリクナビを使用する事に。
でも、闇雲にリクナビのアピール原稿を上げても、
他の企業と差別化図られへんし、
埋もれてしまうだけやなぁ。
目を惹くようななんか面白いアピールができないかな。。。


【僕の頭の中のイメージ】
堺から近いエリアに住んでいる学生達がメインターゲット。
堺は政令指定都市。
昔から青年団や祭りもあって、堺に対して
帰属意識の高い人が多い。

だから、実家からあんま離れたくない子も多いんちゃうん!?
堺の事を調べていると、、、堺って読み方が難しいエリア多いやん!!
そこ中心にPRしていったら、おもろいんちゃん??


そして、出来たのがこのアピール画像!

かなり斬新に仕上がってると思いません?(笑)

この斬新な画像の影響もあり、
南大阪エリアの学生のエントリーが爆発的に増加!
僕の戦略が奏功し、4月の内に合計5人以上がD社へ訪問する事に。
毎週のように学生が訪問するので、D社内ではお祭り騒ぎだったそう(笑)

本社訪問した際に取締役が感謝も兼ねて、
わざわざ名刺交換をしに来てくれたのが印象的でした。
取締役
「いつも感謝しています。こんないっぱい連れて来てくれて!」
内祥
「取締役、喜ぶのは早いです!喜ぶのは採用が成功してからです!」
取締役
「そうですね!(笑) 頼りにしています」

その後のアフターフォローも含め、
結果的に4月に本社訪問をした学生の内、
1名が5月に内定が決定!
お互いに相思相愛の採用が無事に成功し、
O社長を含め、D社のメンバーは大喜び!!
無事にD社の2025年卒の採用は異例のスピードで幕を閉じました。
感謝されるのはやっぱり嬉しい!!
D社の為にも2026年卒、もっと気を引き締めて行こう!
と感じました。

     

筋肉質な組織へ

2024年10月25日(金)

内祥です。
今回は須田が担当している
大阪市の西淀川区にある印刷会社K社のエピソード。

アイプラスとK社は約5年前からのお付き合い。
「将来のK社に向けて若手の核となる人物を育てていきたい」
「事業拡大の為、社員数を増やしていきたい」
K社のU社長のその考えの元、弊社に新卒採用を依頼。
U社長の期待に応えるべく、
毎年継続して2~3名ほど採用成功を収めています!!

おかげ様で、現在のK社の社員数は約120名!
※新卒採用を始める前のK社の社員数は約150名
「あれっ??社員数増やしていきたいって
言ってたのに新卒採用して社員数減ってない?」と思った方

たしかに純粋に数字だけ見れば、社員数は減っているので、
K社から不満の声が・・・・・・ところがどっこい、
社長を始め、K社のメンバーはこの現状に大満足!!!


・・・なんで??


と言うのも
新卒採用を始める前のK社はU社長を始めとした
経営陣メンバーと既存社員のギャップが激しく、
帰属意識の低いメンバーが多数在籍。

「仕事の状況関係なく、休みたい時に休む」
「成果の有無関係なく、会社が給料を払う事は当たり前に思ってる」など。

その状況に対して、U社長は既存メンバーの教育ではなく、
「意識の高いメンバーを入れて、会社を新陳代謝していきたい!」
と考えていました。
そんな中、アイプラスが新卒採用に携わる事に。

新卒採用は「K社でいい」ではなく、
「K社がええ!」「将来的にK社を引っ張って行きたい!」と
人生を懸けて入社を決める。

つまり、K社に入社する学生は非常に帰属意識の高く、
測り知れない仕事への熱意、情熱、向上心を持った学生。

過去約5年間延べ10人以上、
そんな学生がK社に入社しました。

すると、、かつての帰属意識の低いメンバーは
その熱意、情熱、向上心を持った社員と共に
仕事をする事にいたたまれなくなり、
結果的に辞職する事に。
U社長の掲げる会社として、非常に良い新陳代謝に成功!!

現状、幹部候補生としてK社を盛り上げてくれています。
「社員数は減りましたが、“社員の質”という部分では
人数以上の価値がある。


将来的には少人数になっても、各々が帰属意識を持ち、
行動できる筋肉質な会社にしたい」

最近、K社の幹部メンバーとご飯に行き、
須田はU社長のそんな思いを聞き、
より身の引き締まる思いになったそう。


「新卒採用を通して、会社が新陳代謝される」
これもアイプラスが新卒採用に関わる意義だと感じたエピソードでした。

     

惚れられる存在

2024年10月18日(金)

こんにちは!内祥です。

今回は当社の専務取締役(2024年2月16日のブログに登場)が
担当する堺にあるモノづくりの会社、S社のエピソード。

S社はスケールの大きいド迫力なモノづくりを行う会社でインパクト抜群!
確かにそれらも凄いですが、S社の最もインパクトのあるところは
なんと言ってもI社長。
I社長を一言で表すなら「豪快」

どのくらい豪快かと言うと、S社内で鷹を飼ったり、
身寄りのない野良犬をその場で飼うと即断即決するくらい。
来年の4月に入社する内定者からは
「とにかく社長がアツい。社長のアツさで入社を決めました」と
言われるくらいの会えば分かる豪快さ。


この写真がS社で飼っている犬です。名前は「天くん」と言います。


そんなI社長ですが、専務が堺に行く事を知ると、
必ずと言っていいほど「S社に顔を出せ!!」と言います。
(もし後で堺に行ったのに顔を出さなかったことを知ると、怒るとの事(笑))
ただ、この「顔を出せ!」というI社長のこの言葉こそ
“アイプラスたる所以”が詰まっていると思います。


アイプラスのあるべき姿は「採用屋」ではなく、「人事パートナー」
お客様にとっての“パートナー”つまり“相棒”です。

採用成功という依頼事項は当たり前に応える。
ただ、それだけでは採用屋さんでもできる。
採用屋ではなく、“相棒”としてS社に寄り添う専務。
採用に付随した「採用プロジェクト」として
社内メンバーの帰属意識の醸成をサポート。

コロナウイルスの影響で採用トレンドが変化し、
I社長が悩んだ時はフットワーク軽くS社に行き、早急に寄り添う。

「こいつとおったら居心地が良いなぁ」
「心を許して、なんでも話せるわぁ」
“相棒”としての行動力、コミュニケーション力、企画力、人間力など
I社長にとって専務は特別な存在で「惚れている」と僕は感じます。


専務はこの“相棒”になる能力が
僕が知っている限りNo.1じゃないかな。。(笑)

“相棒”としてS社、I社長に向き合うからこそ、
何でも話せる居心地の良い関係性を築けると思います。


この関係性を継続し続けた結果、
I社長から数万円もする時計のプレゼントをもらったとか。

数万の時計のプレゼント。。。ハンパねぇ(笑)

僕も結果を出し続け、お客様からの信頼を獲得し
そのレベルに到達したい。
“相棒”として 「惚れられたい」と思ったエピソードでした。

  

オンリーワンのプロデュース

2024年10月11日(金)

こんにちは!内祥です。

今回は2024年6月21日(金)にも登場した
高橋が担当するS社のエピソード。

毎年、電気施工管理職を募集し、継続的に採用を実施していますが
お世辞にも人気があると言えない業界。。。(最後まで読んで下さい)
そんなS社の社長は面接に対して確固たる信念を持っています。

それは“企業と学生は対等な立場で面接をすべき”という事。
と、いうのも入社してから
学生から「こんな会社やと思わんかった。。」
逆も然り、企業側も「こんな子やと思わんかった。。」
そんなズレがお互いにないようにお互いの事を分かった上で、
働けたほうが幸せ。ならば、企業側ばかりが質問するだけではなく、
学生からも同じように気になった事をどんな事でも質問してもらいたい。


とは言え、緊張で会話が続かない事や
どんな事でも聞いてと言われても相手が社長ならば、
質問がしづらいな。。
そんな状況が予測される、、、と言う事で、
高橋がS社の社長に提案。

高橋
「対等な立場って考えているなら、社長も学生に自分の履歴書を渡しましょうよ!」
社長
「でも、それって作らないかんやろ??大変やしなぁ。。。」
高橋
「ほんなら、それ僕が作りますわ!社長、認識のズレがないか確認お願いします」


すると、できたのがこのような履歴書。




高橋の提案から始まったS社恒例の「履歴書交換面接」は学生に大好評。
面接後のアフターフォロー(ご飯会など)に関しても、
高橋は社長と二人三脚で、1名1名の学生を大事にきめ細かな対応をして、
毎年確実に採用に結びつけています。

そのおかげもあり、お互いにお互いの事が分かった上で、
来年の4月には2名の入社が確定!!

「履歴書交換面接」おそらく、日本でS社だけではないでしょうか。
前回紹介したN社とは一味違う面接のプロデュース方法。

“高橋オンリーワン”のプロデュース方法、非常に面白くないですか!?   

アイプラスならでは

2024年10月4日(金)

こんにちは!内祥です。

今回は僕が担当するK社(京都市にある15名弱のメーカー)での
エピソードを紹介します。
K社は僕がアイプラスに入社して、
1番最初に採用をお手伝いした会社です。

新卒の時は全く違う業界(大手電子部品メーカー)の
営業として働いていた僕。
心機一転、中途で全く違う中小企業の
人材業界に飛び込みました。

(※なんで転職したん?と思った方はHPの社員メッセージに真実が!)

全く違う業界で右も左も分からない。
中途採用なので周りよりも遅れを取っている。
その遅れを取り戻そうと、気合が入りまくっていた当時の僕。

指導員は昨年の8月25日(金)のブログにも出てきた藤本。
アイプラス1年目、藤本からは 「人材業界とは」「採用コンサルとは」
「アイプラスのコンサルとして大事な心構え」
など色々な事を教わりました。
当時は毎日のように叱られていたけど、今では感謝しかないです。

そんな指導の中で最も印象に残っているフレーズは
「学生の言葉を鵜呑みにしてはならない。
学生の言葉の真意、裏を読めるようになれ!」です。

学生の中には内定欲しさに「御社が第一志望です」と
調子よく乗り切ろうとする学生もいます。
学生の言葉だけを聞けば、「第一志望」ですが、
その真意・裏を読み解く力を身に付けなければならない。
「第一志望」の根拠をヒアリングしていく中で、
シンプルに自分が疑問に思った事を学生に確認する事で、
学生のその言葉の真意に近付く手がかりを得る事が出来る。


しかし、当時の僕を考え直してみると、
その言葉の真意を理解せず、
学生に電話する時はとりあえず疑いながら、連絡をしていました。

「なんで、第一志望なん?」
「その会社のどこが良かったの?」
「他社と比べたら、規模は小さいけど大丈夫?」
矢継ぎ早に質問を投げかける様はまさに尋問。

学生が応えても、心の中では「ほんまかぁ??」と思うからこそ、
質問がさらに加速する始末。。。


「そんな僕の被害者(笑)である現在、
K社に入社した2年目のMくんに話を聞きました。


内祥
「当時の自分ってMくんから見たら、どんな感じやった?」
Mくん
「K社が第一志望言うてるのに、全然信用してくれへんやんって思いましたね(笑)」

この機会に当時の事を謝罪させていただきました。。。
同時にMくんからは
Mくん
「でも、その後の内定者懇親会の時には、僕が酒を飲み過ぎて、
ハメを外してしまった時も忖度なく、はっきり叱ってくれるんで、
内祥さんには感謝しています」

1番最初に採用をお手伝いした会社で、
その分付き合いも長かったMくん。
ただのK社の人事として関わるだけではなく、
Mくんに寄り添い行動した結果、信頼関係を築けたのかなと感じています。


入社後もMくんと研修などで会うことが多く、
継続して信頼関係を築いていけたからこそ、
今回の取材でも僕に対してぶっちゃけエピソードとして
話をしてくれたと思います。

信頼関係が出来上がっていないのにも関わらず、
尋問っぽく接してしまうと、
そこで関係が破綻してしまっても不思議ではない。。。

Mくん曰く「自分は何事もあまり気にしない性格」との事ですが、
逆に僕に気付きを与えてくれたMくんには感謝しています。。。
ただの人事部ではなく、
学生と二人三脚で採用を目指す事で見えてくる自分のダメな所。

この気付きもIplusならではの
自己成長の仕方と感じたエピソードでした。